当院での口腔外科
口腔外科とは、口の中や口の周りのおもに外科的な治療をするものです。簡単な切開・縫合については当院で行ないますが、専門的な外科手術が必要な場合は、提携している大学病院や基幹病院に紹介しております。
口腔外科の適用となる症状
親知らずの抜歯
親知らずがあごの骨に埋まっていることなどが原因で、隣接する歯や歯ぐきにむし歯・歯周病などの悪影響がある場合は、親知らずを抜くことになります。
口や歯の周りの外傷・骨折
交通事故やスポーツ中の事故、転倒などによって、唇や歯ぐきを切った、歯が折れた、顎を骨折したなどの場合が対象となります。当院では完全な治療が難しい場合でも、診断と初期治療を行なった上で大学病院などに紹介しております。
顎関節症
口を開けたり閉じたりすると顎が痛い、顎がポキポキ鳴るなどの場合は、顎関節症が考えられます。当院では、運動療法、薬物療法、マウスピース治療などで対応しております。
良性腫瘍・嚢胞(のうほう)
口の中で、良性腫瘍と呼ばれるできものや膿がたまって腫れる嚢胞(のうほう)などができる場合があります。外来で治療可能なものに関しては、当院で摘出後に病理検査に提出し、悪性であるか否かをきちんと確認します。
※以上の症状のほかに対応できるものもございますので、お口の中やお口の周りのケガなどでお困りの方はお気軽に当院スタッフまでご相談ください。
治療後の注意点
外科治療後は出血と痛みをコントロールすることが必要です。
抜歯後は血が止まるまでガーゼを噛んでいただきます。
処方された抗生物質は副作用がないかぎり、必ず指示通りに服用するようにしてください。
抜糸は術後1週間前後に行ないますので、その間は触ったり治療をしたほうで噛んだりしないようにしてください。
場合によっては、運動やお風呂・お酒・タバコの制限を行なうこともありますので、医師の指示に従っていただきますようお願いいたします。
